動画

YouTubeチャンネルのススメ⑦ 渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル

序論

YouTubeチャンネルのススメ。

1年ぶりの更新は、いくつかここ1年でよく見るようになったYouTubeを共有することから始めたい。

https://www.youtube.com/@butchakeTTH03/about

このチャンネルは、お茶の間でもお馴染みのボクシング元世界チャンピオンの3人が、ボクシング界の話題に対して本音でぶっちゃけるという趣旨の番組だ。

ちなみにその3人とは、
元WBA世界ライトフライ級チャンピオン渡嘉敷勝男、元 WBA世界ミドル級チャンピオン竹原慎二、WBA世界スーパーフェザー級とWBA世界ライト級2階級チャンピオン、畑山隆則
といった面々。

番組内でのキャラクターを簡単に紹介すると、渡嘉敷氏はオトボケキャラクターとして扱われる場のムードメーカーだが、その実業界事情はじめ古今問わずボクシングに精通しており鋭いコメントをする生き字引といったキャラクター、竹原氏は自ら堅固なボクシング理論・哲学を持っており、ここぞというときに鋭いコメントを入れるご意見番的なキャラクター、畑山氏はとにかく本音でぶっちゃける、この番組を象徴するキャラクターといえる。

正に3者3様でバランスが良く、当時の事情を知らなくてもずっと見てられる面白さがある。

本論

さて、ここからは例によって、彼らの動画の内、私が好きなものを何本か紹介する。
(本数が多いので絞り込みが中々難しかったが、)

Vol.339【大橋会長と呑みトーク第2章】大橋ジムのレジェンドが緊急参戦!?

1本目はこれ。

今をときめく井上尚弥が所属する大橋ジムの会長、大橋秀行氏と3人が語り合う動画の2本目。(4本中)

なぜ2本目を紹介するのかという話だが、この回は界隈でよく話題になる、井上が亀田(和毅)をどう見てるかがよく分かるという点で挙げさせてもらった。

結論、Sバンタムでの亀田との試合(今はフェザーに上がってしまったが)についてどう思うか、という畑山からの質問に対し、大橋氏は、井上がSバンタムで闘いたいのはジョンリル・カシメロ、ルイス・ネリの両名だと言っていたと、その後井上自身の口からも出てくることを先んじて語っており、亀田については視界に入っていないことを明らかにした。

個人的にはよほど亀田家が嫌いなのだな、という感想を抱いたが、あの一家がどん底まで落としたボクシングそのものの評判を、圧倒的な力を示すことでここまで上げてきた井上らしい素直な回答だと感じた。

また、この動画の最終章(4本目)では、井上のキャリア最後の目標はライト級のジャーボンテイ・デービスだ、というすごい夢を語っていたりもするので、全編通して大橋会長が井上をどう見てるかが分かる非常に興味深い内容になっている。

Vol.69【レジェンド王者・ガッツ石松 伝説の真偽とは!?】池袋乱闘騒動/デュラン戦の激闘の裏で…

2本目も対談シリーズから。

私の中ではボクシングの元チャンピオンというよりはスーパーバラエティタレントといったイメージが強かったガッツ石松氏(元WBC世界ライト級王者)との対談。

この動画を2本目に挙げたのは、話の面白さもさることながら、ガッツ氏の記憶力、人柄の良さ、そして人生観を知ることができて非常に興味深かったため。

例えば氏は動画の中で「運」についてこんなことを言っている。

運は寂しがり屋なの

頑張ってる所に運は寄ってくる。で表面上頑張ってるフリをしていい加減な奴(に)は運も騙されて寄ってくる

運はここにくっついて来るんだけど、いい加減な奴は「ダメだ こりゃ」って運が去っていく訳

頑張ってると1つ2つ3つ4つの運が手助けしてくれる。

どんどんどんどん広がっていくと俺は思う

人生が乗ったいい言葉だ。

ボクシングでも芸能界でも己の拳一つでのし上がった人の言葉は本当に「刺さる」。

だがそんな言葉も、同じバックグラウンドを持つチャンピオンたちだからこそ引き出せたのかなと感じた。

Vol.5【伝説の一戦!畑山隆則VS坂本博之】日本ボクシング史に残る一戦を語る!

最後はこれ。

畑山の代名詞ともいえる世紀の一戦(vs坂本博之)を語る初期の回。

この試合は私もリアルタイムで見ていたわけではなかったが、改めて調べたときにその凄まじい打ち合いと、試合前の畑山のインタビューの格好良さが印象的で、その背景が気になっていた。

強敵同士と思われながらも中々闘いの機会に恵まれなかったこと、戦前にスパーリングを何度かしておりそこでは押されていたこと、試合直前は坂本の勝利を望む声の方が多かったことなど、裏事情が色々と語られていて面白い。

最後に畑山は、

やる前は相手を殺してやろうくらい憎む訳ですよ

(でも試合が)終わったら「ありがとうございました」

(試合が)終わったらノーサイドなんで お互い生きてリングから降りられれば最高

と語る。

これも人生が乗ったいい言葉だ。

結論

上記3本の他にも、3人が各階級の国内歴代最強王者を決めたり、引退したチャンピオンとスパーをしたり、軽量オーバーした選手を叱ったり笑、色々と面白い企画が満載なので、ボクシングに興味のある人にはぜひ見てみてほしい。

また、彼らは本も出してるみたいなので、こちらも紹介。(渡嘉敷のはなかった。)

以上。

PickUp

1

序論 試合序盤の下からの攻め(ガード)には大きく2種類ある。 シッティングガード(カラーガード)とオープンガード。 後者はオープンガードそのものというよりは、片襟片袖とか、スパイダーとか、デラヒーバと ...

2

序論 閑話休題。 実は筆者、今月末に開催される全日本マスターに出場する。 本記事は、その際にどんな音楽を聴きながら会場入りしようかと考えた結果の共有だ。 本論 結論。 熱いバイブレーション(ジョー山中 ...

3

今日はこのテーマ。 早速だが、皆さんは自分が住んでいる地域についてどれ程のことを知っているだろうか。 正直、私は全然知らない。 なのでこれから何回かに渡り、私が住む調布市の現況とこれからについて、①人 ...

-動画