今日はちょっとまとめ記事を書いてみる。
では早速。
第5位 ミュージアム
悪魔の蛙男、“私刑”執行。“ドッグフードの刑”“母の痛みを知りましょうの刑”“均等の愛の刑”“針千本のーますの刑”“ずっと美しくの刑”――。すべては、ある1つの裁判から始まった。超戦慄連続猟奇サスペンスホラー、絶望大解禁!!!
https://manga.line.me/product/periodic?id=1057947
5位はこの作品。
小栗旬主演で映画化もされた作品なので、ご存知の方も多いと思う。
煽りが既に強烈だが、描写はそれに輪をかけて凄まじい。
この手の作品に興味を抱く私のようなタイプが悪役に求めるのは、①残虐性、②非人間性、③高度な知性だと思うが、本作の悪役は、その全てを兼ね備えている。
純粋な悪を楽しめる一作といえる。
第4位 クロサギ
すべては喰うか、喰われるか-- 詐欺に遭った父が起こした一家心中で、ただ独り生き残った青年・黒崎が、詐欺師を騙し返す“クロサギ”となって立ち向かう戦慄サスぺンス!!
世に三種の詐欺師あり。他人を騙し、金銭を巻き上げる“シロサギ”。異性を餌とし、心と体を弄ぶ“アカサギ”。そして人を喰らわず、シロサギとアカサギのみを喰らう“クロサギ”がいる。家族を死へ追いやったシロサギを憎悪し、ただシロサギのみ喰らうことを生涯の目的とする男の、復讐の物語が始まった!小学館漫画賞受賞作品。
https://www.cmoa.jp/title/4258/
4位はこの作品。
こちらもかつて山P主演でドラマ化されている。
今春からは同作者の「正直不動産」が始まるので、こちらもまたライトアップされるのではないかと密かに思っているところ。
本作は原案の夏原武氏の綿密な調査の上書かれている作品で、「就職詐欺」「霊感商法詐欺」「不動産詐欺」等、ありとあらゆる詐欺のスキームが作中で詳細に語られている。
漫画としては他に類を見ない程質の高いリーガル・サスペンスだと思う。
第3位 クロコーチ
「彼は県警最悪の警察官です」 県警・捜査二課に所属する黒河内圭太警部補。彼は政治家や実業家らの醜聞を握ることで、莫大な権力を得た汚れデカ。若きキャリア・清家はそんな彼を嫌悪するが、実は黒河内には、誰もが想像しえない巨大な目的があった……!
https://piccoma.com/web/product/10186?etype=episode
3位はこの作品。
こちらもドラマ化済み(主演は長瀬)。
主人公が中年の汚職警官である漫画は他にないのではないだろうか。
(こち亀も広義ではそのジャンル??)
賄賂、恐喝、そして殺人。ありとあらゆる悪事に手を染めながらも、その内に秘めた思いとともに、国政をも牛耳るとてつもない巨悪と対峙していく主人公・黒河内。随所に昭和の大事件を絡めていく演出も憎い。
権力を打つのは別の権力。オッサンを打つのは別のオッサン。
良し悪しは別にして、何かこの社会の本質が描かれている気がする。
第2位 殺し屋1
電子書籍限定版!!元いじめられっ子の殺し屋・イチVSドMヤクザ・垣原。壮絶な殺し合いが幕を開ける!!気弱な青年イチは、心の内に強烈なドS性を秘めている。一方、命を狙われる事に悦びを覚えるドMヤクザ・垣原。宿命の二人が出会った時、新宿の街が血に染まる!! 「ホムンクルス」「新のぞき屋」の山本英夫が贈る伝説的バイオレンス・エンターテイメント!!
https://piccoma.com/web/product/2894?etype=episode
2位はこの作品。
アングラ好きにはもう説明不要の本作。
冒頭からフルスロットルだが、特に双子が出てきてからの展開は凄い。
イチ達と垣原の戦いは今風に言えば半グレ対ヤクザと言って良いのだろうが、仮に暴対法以前にやりやっていたら、恐らくはこれに匹敵するような抗争が繰り広げられていただろうという内容。
ハンターハンターであった気がするが、冷静にぶっ壊れている奴が一番怖い。
一度手にとったら最後までノンストップで読み切ることになると思う。
(耐性があれば、の話だが)
第1位 シグルイ
時は江戸時代初頭、天下太平の世の中。駿河大納言・徳川忠長の命により、通常は木剣によって行われるべき御前試合が、真剣をもって行われようとしていた。この御前試合で対決する、藤木源之助と伊良子清玄。藤木は片腕を失い、伊良子は盲目であった。この二人は、不世出の剣士とうたわれた岩本虎眼の道場でのかつての同門。異様な構えを取る伊良子…。二人が出会い頭角を現し、虎眼道場の跡継ぎとして目指す武士道の頂点。しかしその頂点に立てるものは一人しかいない。この二人の葛藤を縦軸に、数奇な運命を横軸に、織り上げた運命の物語。
https://www.b-ch.com/titles/2826/
1位はこの作品。
これだけの傑作でありながら、知名度は他の4作品にやや劣っているのではないかと思い、宣伝も含めてこの順位とした。
本作が優れているのは、凡そどの作品よりも闘いの本質を描いているからだ。
別に難しいことではない。
腕を切り落とされれば2度と生えてこないし、目を潰されればその目に光が宿ることは2度とない。
それでも剣でしか生きられないのであれば、如何に困難な状況下にあっても別の道を模索するしかない。また、どれだけ道を極めても、闘いの先に待つ無為な死だという厳然たる事実。
そこらの少年漫画とは一線を画する。これは漫画の一つの完成形なのではないだろうか。
まとめ
今回取り上げた作品は、どれも今読んでも面白い。
興味があったら手にとって見てほしい。
以上。