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ドラマ評① 教祖のムスメ

序論

https://www.mbs.jp/kyouso_no_musume/

突如転校してきたミステリアスで美しい女子高生をきっかけに、同級生の双子の兄妹や生徒たち、そしてその家族までもが、疑惑と混乱の渦へと知らず知らずのうちに巻き込まれていく、学園サイコサスペンス。

https://www.mbs.jp/kyouso_no_musume/intro.shtml

MBS 毎日放送にてつい最近まで放送されていたこの作品、Netflix上でオススメ作品として表示されたので、ついついクリックして最後まで見てしまった。

結論を先取りすると、別に大した面白い作品でもなかったが、ながら作業で最後までつけておくくらいのレベルではあるかな(何様)と感じたので、簡単にご紹介。

本論(*ネタバレ含む)

ある日、主人公の湯田一真が通う高校に転校してきた沙羅は、その風貌からしてどこか他の子とは違う妖艶さを兼ね備えた女の子。

そんな彼女は、主人公の双子の妹である湯田 いちかに対してイジメを働く黒沢 美優、いちかを始めとした多くの女子高生の純情を弄ぶ卑劣な教師下山夏樹を巧みな策略で追い込み、湯田兄弟の全幅の信頼を得る。

しかしそんな彼女への警戒を強める黒沢 美優の親友中野亜紀が、沙羅が近く最高裁で死刑判決が下るのを待つカルト教団の教祖・成宮光の娘・であることを暴いてから、物語は大きく動き始める。

少しネタバレも含むが、要約するとこんなストーリー。

どこかで聞いたような、という人もいるだろうが、そんなところも含めて、一応最後まで見れた理由を自分なりに3点挙げてみる。

公開時期

この物語の軸にあるのは「ナユタの民」というカルト教団

話の背景からしてモデルはオウム真理教だろうが、統一協会がこれだけ話題になっている中で、カルトを取り扱う作品をタイムリーに作り上げたのはなかなか凄い。(偶然だろうが)

教義は本筋から外れるからか特に説明などはないものの、カルトによって翻弄される人たちの描写にはなかなか真に迫る物がある。

登場人物の素朴感

私が知らないだけかもしれないが、この作品の出演俳優で知名度があるのは萩原聖人だけではないだろうか。

他の出演者は、いわゆる「大物」ではない。

しかし(だからこそ?)、物語自体に変な色がつかない。

故に、作品内容及びメッセージがすっと入ってくる。これはながら観には必須の要素だ。

ストーリー構成

この手の作品は、基本的にオリジナリティを出さない(出せない?)。

だったらパロディでもなんでも、あるものを継ぎ合わせて作ればいい。

そう評価したら脚本家は怒るかもしれないが、私はそんな意図を感じた。

①集団生活を強いるカルト教団の存在、②状況証拠のみによる証拠固め、③教祖の家族達の窮状、④マスメディアによる記事の捏造など、大体どこかで聞いたような話をうまくつなぎ合わせ、破綻のないように仕上げる。

その結果、ある程度の新規性と既視感のバランスが取れており、7話くらいであれば十分に見きれる。

ここは私としては評価○だ。

結論

低予算ドラマは脚本で見せろ、とまでは言わないが、これくらいの作品はコンスタントに作って欲しいものだ。

以上。

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