柔術

柔術(YouTubeチャンネル)のススメ(海外編)①

導入

最初に断っておくが、筆者は柔術歴1年3ヶ月の白帯である。

そんな筆者だが、柔術を初めてからというもの、YouTubeで目ぼしい動画を見つけることができずずっとやきもきしていた。私が見たいのは以下の条件を満たすチャンネルなのだが、どうしたことかそれが見当たらないのだ。

  1. 技術が体系的であること(一つの技に注力するだけでなく、その周縁への広がりまで含めて説明してくれる)
  2. ホストが強いこと(国際大会で著しい成績を残す、もしくは優れた柔術家から認められた選手であること)

国内であれば、私の師匠(名は伏せる)の動画、岩崎正寛さんのチャンネルなどは技術向上の参考になりはするものの、中量級の私にとって、同階級以上で世界の頂点を争うのは(悲しいかな)日本人ではないため、1・2ともに(海外には)まだ上がいるのではないか、という気がしてしまい、どうもしっくりきていないところがあった。

そんな中、ふとオススメに出てきた海外の柔術関連チャンネルを見てみると、上記1・2の条件をともに満たすものが複数あり、最近よく見るようになったので、同じような悩みを持つ人に共有したい。

オススメチャンネル①(JonThomasBJJ)

https://www.youtube.com/user/SnakePlisken09

ホストはJohnThomas。Lucas Lepriの直弟子で、これまでに著しい成績を残してきた本物だ。*

*戦績:

  • BJJF Miami Spring Open Champion (2017)
  • IBJJF Atlanta Open Champion (2014)
  • IBJJF Paris Open Champion (2016)
  • IBJJF Poznan Open Champion (2016)
  • IBJJF Munich Open Champion (2016)
  • IBJJF Boca Raton Open Champion (2015)

私がこの人に惚れ込んだのはクローズドガードからの三角絞めの説明動画を見たときで、ボトムから三角絞めにエントリーしたときに相手が取りうる行動と、それに対する対策が実によく整理された形で披露されており、この状態からの攻めについてはこれ一本で十分だと思えるほどの完成度だった。

なぜこの動画を始めとした彼の動画は素晴らしく、人(私)を惹き込む力がある(あった)のか。

答えは2つある。

1つ目は、彼自身が著しい成果を残した柔術家であり、技そのものが洗練されていること

2つ目は彼自身が、「柔術はテクニックではなくシステムだ」という信念を持っており、それを動画で体現していること

だ。

これはどちらも欠けていてはいけないと思うが、特に2をどの局面においても意識しているか、というのは教則動画を選定する際のヒントとしても良いのではないだろうか。

白帯が生意気を言って恐縮だが、「私」の言論空間なので無礼講。。

以上。

PickUp

1

序論 試合序盤の下からの攻め(ガード)には大きく2種類ある。 シッティングガード(カラーガード)とオープンガード。 後者はオープンガードそのものというよりは、片襟片袖とか、スパイダーとか、デラヒーバと ...

2

序論 閑話休題。 実は筆者、今月末に開催される全日本マスターに出場する。 本記事は、その際にどんな音楽を聴きながら会場入りしようかと考えた結果の共有だ。 本論 結論。 熱いバイブレーション(ジョー山中 ...

3

今日はこのテーマ。 早速だが、皆さんは自分が住んでいる地域についてどれ程のことを知っているだろうか。 正直、私は全然知らない。 なのでこれから何回かに渡り、私が住む調布市の現況とこれからについて、①人 ...

-柔術