雑記

留学生は日本の「宝」である

Twitterであまりにも馬鹿なトレンドを見たので、この件に関して少し書く。

このトレンドの元になったのは、岸田総理の以下の発言。

多くの留学生が4月の新学期を迎え、希望通り入国できるかどうか不安に感じておられます。新型コロナによりこの2年間、15万人の留学生が来日を心待ちにしている状況です。わが国の宝とも言える留学生が国民の安心を保ちつつ、円滑に入国できるよう『留学生円滑入国スキーム』を設け、ビジネス客が比較的少ない平日を中心に、空席を活用して優先的に入国できるよう支援いたします

https://www.sankei.com/article/20220303-V322YC4NEFOWJAUPSBADRZVUYA/

一見してよくわからなかったが、「彼ら」はこの記事の中の留学生が日本の「宝」だという言説に我慢が出来ないらしい。

どういうことだ??

皆目見当がつかないので、この話題で多くの注目(といいね)を集めているツイートを見てみよう。

マジ?なにこれ。。

理解できないほど低レベルな意見だが、理解試みてみよう。(共感は絶対にしないが)

恐らく「彼ら」の頭の中にはこういう図式がある。

  1. 日本の「宝」とは日本に関わる何か(子供・学生・歴史・文化・伝統)である
  2. 特に上記表現で人を指すときは「日本」国籍を持つ者に限られる

一方で、辞書の「宝」の定義は以下。(今回の論点に関わる定義のみ抜粋)

3 ほかのもの取り替えることのできない、特に大切なものまた、かけがえのない人。「国の—ともいうべき人材」「子—」→御宝(おたから)

https://www.weblio.jp/content/%E5%AE%9D

こう考えると、「彼ら」の定義する「宝」は意味が狭く、辞書の「宝」は意味が広いといえる。

というか、「彼ら」が勝手に(不当に)意味の範囲を狭めている。(インナー・サークルに受けるためだけに)

元に戻るが、辞書のとおりに解釈すれば、岸田総理の言葉には全く問題がない。

つまり、日本の「宝」とは日本にとってかけがえのない人のことであり、日本の子供は勿論、日本に留学に来る学生も含まれるということだ。(日本という国をわざわざ選び取って学びに来る学生は、その国と日本の架け橋になる存在であり、どう考えてもかけがえのない人たちだろう。)

こんなところまで揚げ足を取って騒ぎ立てる連中は、正にネトウヨと蔑称されるに相応しい。

以上。

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