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テレビ番組のススメ① カンブリア宮殿

序論

テレビ番組(オンデマンド配信)のススメ。

今日は私がよく見ているテレ東の「テレ東BIZ」で見れる作品から一つご紹介。

知らない人は(それほど)いないと思うが、「カンブリア宮殿」だ。

参考:https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/

ホストは作家の村上龍。この番組では毎回一つの企業・テーマの経営者にスポットを当てて、その企業のサービス・歴史を紹介するとともに、経営者の生い立ち・ビジネス上の戦略などを深堀りしていくといった形式をとる。

ちなみにすでに放送開始から700回を超えているという。
ビジネス系では異例とも言える長寿番組だ。*
*過去には孫正義、永守重信、柳井正と行った日本屈指の経営者も出演している。

本論

今回は、この中で私が好きだった社長を2名程紹介する。

① テンポスバスターズ:森下篤史

森下氏は株式会社テンポスバスターズ(現テンポスホールディングス)創業者で、同社の代表取締役社長。

テンポスバスターズという社名には聞き覚えがないという人が多いかもしれないので簡単に紹介すると、この会社は「国内最大の中古厨房機器販売会社」(同社サイトより)で、これから飲食店を開業しようとしている人(あるいは店を閉めようとしている人)にとっては無くてはならないサービスを提供している会社だ。

コロナの煽りもあり、21年(20年)の売上高は落ち込んでいるものの、これが一過性のものであると考えられているのか、株価は好調に推移しており、市場の期待値も高い優良企業だと言える。
参考:https://finance.yahoo.co.jp/quote/2751.T?term=2y

それでは私は何故この会社を取り上げたのか。

ビジネスモデル?違う。

強烈な社長のキャラクターだ(勿論良い意味)

森下氏は会社員として数年働いた後いくつもの事業を起こし(7領域!)、その尽くが失敗したが、かつてマネーの虎にも出ていた堀之内氏がベンツに乗っている姿をテレビで見て、「中古屋は儲かる」という確信を抱き、現在の事業に乗り出した。

理念先行の社長も多いと思うが、儲かるからやる、というのが経営の根幹にあるのは間違いない。
それをはっきりと言える人だから面白い。

その他、森下氏の事業に対する姿勢であったり、社内制度などどれもこれも面白く、是非見てほしいのだが、私が一番強い印象を受けたのは、「キヤノンやトヨタは世界と戦ってくれ、俺はお前らが使い切れないロートルの爺に職場を提供する役だから」と氏が語るテンポスの役割。

言葉は荒いがテンポスでは実際に定年がなく、働ける内はいくつになっても働ける環境を提供しているので、正に有言実行だ。

直球で、嘘がない、竹を割ったような経営者。

見ていて気持ちが良いので、是非オススメする。

② ハイデイ日高:神田正

森下氏は日高屋を展開する株式会社ハイデイ日高代表取締役会長

日高屋については今更説明するまでもないだろうが、関東を中心に今や約400店舗を展開する中華料理のチェーン店だ。

こちらもコロナの影響を直に受けてここのところ成長は鈍化しているが、今や首都圏の同業態では他の追随を許さないほどのブランドを築き上げている。

この企業を取り上げた理由も社長のキャラクターなのだが、とにかく人格者なのだ。

見た目がまず、「良い人」の特徴そのもので、生き方が顔に現れるという言葉の通りだし、一つ一つの言葉が社員への思いに溢れており、嫌味がない。*
*その人柄には村上龍も関心しているほどだ。

村一番の貧乏だった神田氏は、中学卒業後には働き始め、その後15以上の職を転々とし、24のときにラーメン屋のアルバイトを初めて人生の転機を迎える。

出前を運んだときに客から手渡しでお金をもらうことで働く実感を初めて感じ、後に自らの店を開き、それを繁盛させることで徐々に店を増やしていき、今に至る。

しかし今もその精神を忘れてはおらず、自社ビルなども持たず、収録スタジオは勿論、東証に上場した際の移動手段も地下鉄というほどの倹約家ぶりだ。

それでいて氏も、ラーメン屋を始めたのは、

  • 簡単にできる
  • キャッシュフローが良い

という理由であったらしく、突き詰めれば儲かるからだとはっきり言う。

最も印象的だったのは、

貧乏の家に育った精神のままであの世に逝きたい

という言葉。

凄い経営者だ。

結論

他にも高倉町珈琲の横川氏、メゾン・カイザーの木村氏等、印象的で素晴らしい経営者は何名もいるが、先ずは私の中でもっとも印象的だった2名を紹介した。

どちらか一つだけでも月額(550円)の元は取れると思う。

以上。

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