序論
オススメのテレビ番組第2弾。
NHKの人気長寿番組「72時間」だ。
参考:https://www.nhk.jp/p/72hours/ts/W3W8WRN8M3/
この番組は、毎回ある1つの場所で72時間(3日間)に渡って取材を行い、そこで見られるさまざまな人間模様を定点観測するという趣向のドキュメンタリーだ(wikiより引用)。
例外的に海外が舞台になることはあるが、基本的には国内各地で収録を行っており、北は北海道、南は沖縄まで、テーマに応じて場所が変わる(ここらへんはさすがNHKといった感じ。)
本論
今日はこの中から、私が好きな回を3つ紹介する。
日本ダービー大行列(2018年7月20日放送)
10万人以上の観客が詰めかける、年に1度の競馬の祭典「日本ダービー」。舞台となる東京競馬場では、開門を待ちきれない大勢のファンで長蛇の列ができる。その先頭は1週間以上前から並ぶという。亡き妻との思い出を語る人。職場の人間関係に疲れた人。決戦の日が近づくにつれ、行列では不思議な連帯感も生まれる。わずか2分半のレースのために、とてつもなく長い時間を過ごす人々。どんな思いで、どんな過ごし方をするのか。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2018087288SA000/
福永祐一が19年目の挑戦にして初めて勝った日本ダービー(東京優駿)。
そしてその舞台裏には開門を待ち長蛇の列を作るファンの姿があった。。
別に実利が伴わなくても、「待ちわびた一瞬」に向かって仲間と熱くなる(なれる)のっていいよなあと思わせてくれる。
東京駅 “銀の鈴”で会いましょう(2018年11月2日放送)
1日180万を超える人々が利用する東京駅。ここで、半世紀もの間、定番の待ち合わせスポットとして親しまれてきた「銀の鈴」が舞台。大きな鈴の前で繰り返される、出会いと別れ。それぞれの誕生日に待ち合わせるという年配の男性グループ。ネットで知り合った、アイドルのファン仲間。広い構内で銀の鈴にたどり着けず、簡単には出会えないケースも…。どんな人が、誰を待っているのか?
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2018087303SA000/
東京駅の待ち合わせ場所の定番(私は使ったことはないが)。
この回は、大学院の同級生とそれぞれの誕生日を祝うために集まるご老人達、小学校より60年来の友人を待つご老人など、何かこう「情」というものを感じさせるストーリーだ。
さらば築地市場 いつもの立ち食いそば屋で(2020年7月25日放送)
2018年10月、83年の長い歴史に幕を下ろした築地市場。場外の通りにある、立ち食いそば屋が舞台。まだ薄暗い早朝にもかかわらず、人がいっぱいの店内。これから始まる競りに備え、市場で働く男たちがそばをかきこみ、仕事に向かうのだ。長年築地で生きてきた人もいれば、さまざまな事情を抱え流れ着いた人も。働く人たちにとって、築地市場とはどんな場所だったのか。最後の3日間、ちょっと離れたそば屋で耳を傾ける。
https://www.nhk.jp/p/72hours/ts/W3W8WRN8M3/episode/te/4QKWYZWXRW/
築地市場最後の時を取り上げたこの回。
強烈な個性のある人達が多くて面白いのだが、最後に出てくる「茶屋」を営む女性が印象的だ。
元銀行員だが結婚を機にこの世界に入り、以来数十年勤めてきたが、今回で店を閉めるとのこと。
男だらけの職場で本当に大変だったと思うが、築地が閉場しても幸せだったと思える人生にしたいからこれからも前向きに生きていくと語る姿には得も言われぬ格好良さが漂う。
結論
ちなみにこれらを見るためにはNHKオンデマンドへの入会が必要だ(月額990円)。
他のサブスクと比べてもそれほど安くないかもしれないが、なんだかんだいってもNHKの良質コンテンツが大量に揃っているので、私は入ることをオススメしたい。
以上。